志望大学選びのカギ! 私立大学における「推薦割合・一般割合」を解説

私立大学 推薦比率 大学入試
私立大学 推薦比率
加藤塾長
加藤塾長

個別指導ひとすじ29年、塾長の加藤です。

今回は、愛知県近隣の私立大学における「推薦・一般の割合」をご紹介します。

各数値は、旺文社「真の大学の実力」から引用しています。

2025春における、全国の私立大学入学者の内訳は、次の通りです。
※非公表の大学を除きます。

ご覧の通り、60%以上が「推薦・その他」です。

「推薦・その他」の、詳しい内訳をみてみましょう。

※「その他」には、社会人入試や編入学が含まれます。

指定校…高校内の審査を通過すれば、ほぼ合格。
人気大学を目指す場合、オール4以上のライバル達と激戦になることも。

公募…高校の校長による『推薦状』が必要な推薦枠です。

附属・系列…附属高校や系列高校からの、内部進学枠です。

総合型…高校の校長による『推薦状』がいらない、自己推薦枠です。(旧称AO入試)

今や、私立大学入学者のうち約60%は「推薦入試」によるものです。
残り約40%の空席を、一般入試=学力一発勝負で奪い合わなければいけません。

一般入試だけで戦うのが心配なら、「併願可能」な推薦を検討されては如何でしょうか?
併願可能な推薦で先に合格を確保しておき、メンタルを安定させた状態で年明けの一般入試に挑む、という戦略がオススメです。

加藤塾長
加藤塾長

私立大学が第一志望なら、専願枠でチャンスを増やすことも可能です。

地元の私立大学を『推薦比率50%以上』と『50%以下』に分けて紹介していきますので、志望大学選びの参考にしてください。

※椙山女学園大学・名古屋学芸大学など、非公表の大学は掲載しておりません
「推薦比率」の中には、社会人・編入学などを含みます。

加藤塾長
加藤塾長

一宮地区から受験者が多い大学を、優先して紹介します

推薦比率 50%以上の大学

まずは、推薦の比率が50%以上の大学をみてきましょう。
※アイウエオ順です。

愛知学院大学 61.0%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
594 222 37.4% 62.6%
心理 179 67 37.4% 62.6%
健康科学 288 107 37.2% 62.8%
256 57 22.3% 77.7%
経営 304 121 39.8% 60.2%
経済 289 107 37.0% 63.0%
313 139 44.4% 55.6%
総合政策 220 96 43.6% 56.4%
165 82 49.7% 50.3%
112 64 57.1% 42.9%
全学部 2720 1062 39.0% 61.0%

2023春は58.7%でしたが、60%を越えました。

特に商学部が高い(77.7%)ですね。
簿記検定や情報処理検定などが出願資格となる『専門学科推薦枠』があるためだと思われます。

歯学部だけ、比率が50%をきっています。

附属は「愛知高校」ですが、内部進学者は少ないです。

愛知淑徳大学 66.8%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
109 30 27.5% 72.5%
教育 150 50 33.3% 66.7%
人間情報 219 78 35.6% 64.4%
心理 214 69 32.2% 67.8%
創造表現 248 89 35.9% 64.1%
健康医療 343 116 33.8% 66.2%
福祉貢献 146 38 26.0% 74.0%
交流文化 290 78 26.9% 73.1%
ビジネス 286 110 38.5% 61.5%
グローバル 96 39 40.6% 59.4%
全学部 2101 697 33.2% 66.8%

2023春が56.2%でしたので、大幅に推薦が増えています。

どの学部も、推薦比率がほぼ60%以上です。

附属は「愛知淑徳高校」で、中高一貫校です。

一宮研伸大学 68.0%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
看護 75 24 32.0% 68.0%
全学部 75 24 32.0% 68.0%

2023春は64%でしたので、微増です。

看護学部のみの単科大学です。

附属高校はありません。

岐阜医療科学大学 58.8%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
保健科学 204 68 33.3% 66.7%
看護 108 34 31.5% 68.5%
86 62 72.1% 27.9%
全学部 398 164 41.2% 58.8%

2023春は59.7%でしたので、微減です。

薬学部のみ、一般比率が大きく上回っております。
国家資格である薬剤師試験に備え、将来の合格を見据えて、入試でも学力を大切にしている傾向があります。

附属高校はありません。

岐阜聖徳大学 70.2%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
教育 387 172 44.4% 55.6%
外国語 126 34 27.0% 73.0%
経済情報 174 8 4.6% 95.4%
看護 77 14 18.2% 81.8%
全学部 764 228 29.8% 70.2%

2023春は56.2%でしたので、約15%増加しています。

看板学部である「教育学部」のみ、60%をきっています。

附属は「岐阜聖徳学園高校」です。

岐阜保健大学 89.3%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
看護 60 8 13.3% 86.7%
リハビリ 71 6 8.5% 91.5%
全学部 131 14 10.7% 89.3%

2023春は77.3%でしたので、10%以上増えています。

学生数は多くないものの、東海地区初のシュミレーションセンターを擁することから、毎年、志望する高校生がいます。

附属高校は、ありません。

金城学院大学 64.4%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
生活 157 46 29.3% 70.7%
国際情報 104 21 20.2% 79.8%
人間科学 190 60 31.6% 68.4%
153 88 57.5% 42.5%
全学部 604 215 35.6% 64.4%

2023春は、公開されていませんでした。

薬学部以外は、60%を超えています。

附属は「金城学院高校」です。

修文大学 74.0%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
健康栄養 44 6 13.6% 86.4%
看護 128 43 33.6% 66.4%
医療科学 55 10 18.2% 81.8%
全学部 227 59 26.0% 74.0%

2023春が、70.7%でしたので、増加しています。

どの学部も、60%を超えています。

附属は「修文学院高校」です。

中京大学 57.9%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
国際 313 139 44.4% 55.6%
239 129 54.0% 46.0%
心理 201 97 48.3% 51.7%
357 169 47.3% 52.7%
経済 349 160 45.8% 54.2%
経営 353 163 46.2% 53.8%
総合政策 274 136 49.6% 50.4%
現代社会 318 145 45.6% 54.4%
389 203 52.2% 47.8%
スボーツ科学 755 154 20.4% 79.6%
全学部 3548 1495 42.1% 57.9%

2023春が、57.1%でした。

スポーツ科学部は、驚異の79.6%なので、一般入試はかなりの『狭き門』ですね。
工学部と文学部だけ、50%をきっています。

附属は「中京大中京高校」です。

中部大学 65.8%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
759 278 36.6% 63.4%
経営情報 344 91 26.5% 73.5%
国際関係 157 42 26.8% 73.2%
人文 439 125 28.5% 71.5%
応用生物 366 139 38.0% 62.0%
生命健康科学 385 126 32.7% 67.3%
現代教育 182 76 41.8% 58.2%
理工 196 91 46.4% 53.6%
全学部 2828 968 34.2% 65.8%

2023春は63.5%でしたので、微増です。

現代教育学部&理工学部だけ、60%をきっています。

附属は「春日丘高校」「中部大第一高校」です。

東海学園大学 79.3%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
経営 245 70 28.6% 71.4%
人文 122 28 23.0% 77.0%
心理 152 46 30.3% 69.7%
教育 140 34 24.3% 75.7%
スポーツ健康 243 25 10.3% 89.7%
健康栄養 125 10 8.0% 92.0%
全学部 1027 213 20.7% 79.3%

2023春は、75.5%でした。

どの学部も60%を超えており、スポーツ健康学部と健康栄養学部がダントツで高いですね。
先に登場した中京大学のスポーツ科学部と修文大学の健康栄養学部も、推薦比率が高かったです。

附属は「東海学園高校」です。

名古屋学院大学 63.9%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
経済 296 109 36.8% 63.2%
現代社会 175 75 42.9% 57.1%
228 38 16.7% 83.3%
191 77 40.3% 59.7%
外国語 153 48 31.4% 68.6%
国際文化 180 61 33.9% 66.1%
スボーツ健康 134 29 21.6% 78.4%
リハビリ 89 28 31.5% 68.5%
全学部 1428 515 36.1% 63.9%

2023春も、63.9%でした。

商学部&スポーツ健康学部が70%越えです。

附属は「名古屋高校」です。
名古屋高校は、進学校のため他大学を目指す子が多く、内部進学者は少ないです。

名古屋葵大学 79.1%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
健康科学 239 46 19.2% 80.8%
医療科学 91 24 26.4% 73.6%
生活環境 81 21 25.9% 74.1%
児童教育 87 13 14.9% 85.1%
全学部 498 104 20.9% 79.1%

2023春は、69.2%でしたので、約20%増えています。

どの学部も推薦比率が70%を超えています。

附属は「名古屋葵高校」です。

日本福祉大学 79.1%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
社会福祉 292 55 18.8% 81.2%
経済 291 103 35.4% 64.6%
健康科学 88 16 18.2% 81.8%
教育心理 198 44 22.2% 77.8%
国際福祉 86 8 9.3% 90.7%
看護 120 34 28.3% 71.7%
スポーツ科学 191 4 2.1% 97.9%
全学部 1266 264 20.9% 79.1%

2023春は、71.6%でした。
そこから増加し、80%に迫る勢いです。

経済学部以外は70%を超えており、スポーツ科学&国際福祉は、90%越え!
附属は「日本福祉大学附属高校」です。

推薦比率 50%以下の大学

次に、推薦比率が50%以下の大学をみていきましょう。
こちらも、アイウエオ順です。

愛知大学 41.8%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
356 206 57.9% 42.1%
経済 420 278 66.2% 33.8%
経営 434 223 51.4% 48.6%
現代中国 239 132 55.2% 44.8%
国際コミュ 252 131 52.0% 48.0%
379 255 67.3% 32.7%
地域政策 241 125 51.9% 48.1%
全学部 2321 1350 58.2% 41.8%

2023春は40.5%でしたので、微増です。

どの学部も、50%を下回っています。
経営学部は、指定校推薦で104名が入学しており、他の学部より際立って多いです。

附属高校は、ありません。

愛知医科大学 33.2%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
116 84 72.4% 27.6%
看護 104 63 60.6% 39.4%
全学部 220 147 66.8% 33.2%

2023春は29.2%でしたので、微増です。

医学部は公募のみ、看護学部は指定校&公募のみです。
両学部とも、総合型はありません。

附属高校はありません。

愛知工業大学 47.5%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
1163 704 60.5% 39.5%
経営情報 149 40 26.8% 73.2%
情報科学 236 68 28.8% 71.2%
全学部 1548 812 52.5% 47.5%

2023春が52%でしたので、推薦比率が下がっています。

工学部だけ40%をきっており、他は70%以上です。

附属高校は「愛知工業大学名電高校」です。

大同大学 50.0%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
280 167 59.6% 40.4%
建築 220 100 45.5% 54.5%
情報 340 153 45.0% 55.0%
全学部 840 420 50.0% 50.0%

2023春は推薦=45.7%でしたので、微増で半々となりました。

情報学部&建築学部は、推薦が50%を超えています。

附属は「大同大学大同高校」です。

豊田工業大学 27.6%

学部 入学者 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
105 76 72.4% 27.6%
全学部 105 76 72.4% 27.6%

2023春は、推薦=28.7%でした。

公募と指定校のみで、総合型はありません。
高専からの編入学があるため、推薦の中に「その他」が13名も含まれます。

附属高校はありません。

南山大学 35.6%

学部 入学者数 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
387 295 76.2% 23.8%
外国語 396 203 51.3% 48.7%
経済 292 162 55.5% 44.5%
経営 319 209 65.5% 34.5%
364 266 73.1% 26.9%
総合政策 292 176 60.3% 39.7%
理工 284 201 70.8% 29.2%
国際教養 165 97 58.8% 41.2%
全学部 2499 1609 64.4% 35.6%

2023春は推薦=31.1%でしたので、微増です。

外国語学部&経済学部&国際教養学部は、推薦が40%を超えています。
文学部は、国立大学なみに推薦が少ないです。

附属高校は「南山男子高校」と「南山女子高校」です。

藤田医科大学 37.2%

学部 入学者数 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
120 106 88.3% 11.7%
医療科学 247 122 49.4% 50.6%
保健衛生 282 180 63.8% 36.2%
全学部 649 408 62.8% 37.2%

2023春は推薦=31.5%でしたので、少し増えています。

医療科学部だけ、50%を超えています。

附属高校はありません。

名城大学 45.4%

学部 入学者数 一般
選抜
一般
比率
推薦
比率
431 219 50.8% 49.2%
経営 321 109 34.0% 66.0%
経済 308 91 29.5% 70.5%
外国語 139 54 38.8% 61.2%
人間 225 113 50.2% 49.8%
都市情報 258 138 53.5% 46.5%
情報工学 199 142 71.4% 28.6%
理工 1074 662 61.6% 38.4%
341 230 67.4% 32.6%
271 190 70.1% 29.9%
全学部 3567 1948 54.6% 45.4%

2023春は、44.1%でした。

理系の学部は、全て40%をきっています。
文系は学部により70%を越えますので、狙い目です。

附属は「名城大学附属高校」です。
県内志願者数トップの、超人気校です。

まとめ

全体的に、理系の学部は推薦比率が低めで、文系の学部は高めです。

一般入試だけで戦うのが心配な方は、併願可能な推薦枠を先に受験することで、チャンスを増やしましょう。
勿論、第一志望の大学は「専願枠」で決めにいきましょう!

ただ、高校により、推薦入試に対する熱量・スタンスには差があります。
「ウチは推薦は基本的に使わない」という方針の高校もあり、特に進学校ほど、その傾向は濃くなっていきます。

例えば、公募制推薦で必要となる推薦状の発行ひとつを見ても、高校ごとに対応は異なります。

◆推薦状発行に積極的な高校
生徒の意欲や進路希望に応じて、複数の大学へ推薦状を発行

◆推薦状発行に慎重な(消極的な)高校
原則として推薦状は1枚に限定

通っている高校が推薦状発行に消極的な場合は、推薦状が不要な「総合型」を検討しましょう。

加藤塾長
加藤塾長

総合型において、「推薦状」は不要ですが「調査書」が必要です。
調査書をスンナリと出してもらえるよう、高校の先生とは良好な関係を築いておきましょう!

おまけ 推薦入試は “逃げ” なのか?

「推薦で入学するとついていけない」「推薦は逃げだ」といった声を耳にすることがあります。

「推薦入学者は一般入試組より学力面で不安があるのでは?」という意見も一部には残っています。

しかし、東北大学や早稲田大学の調査では、大学入学後の成績が最も良いのは推薦系入学者という結果が出ています(朝日新聞EduAより)。

さらに!
東北大学は、2050年までにすべての入試を総合型選抜へ移行する方針を打ち出しており、今後ますます推薦系入試の重要性は高まると見られています。

つまり、推薦入試は決して“逃げ”ではなく、むしろ 「早期からコツコツ努力してきた生徒が評価される入試方式」 と言えます。

こうした調査からも、推薦入試に対する過度な心配は不要であることがお分かりいただけると思います。

以上、お読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人
名学館 平和堂尾西校 塾長
加藤 高志

学校や皆の前ではなかなか質問できない子供たちに自信を与え、成績アップへと導きます!

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