個別指導ひとすじ27年、名学館・平和堂尾西校・塾長の加藤です。
今回は、一宮南高校についてご紹介します。
一宮南高校は、尾西地区から少々距離はあるものの、明るい校風で人気があります。
木曽川高校を第二志望として組み合わせる事ができるのも、人気の理由の一つです。
にぎやかな学校祭、楽しそうですね~。
愛知全県模試の追跡調査を元に、偏差値・内申点・当日点などのボーダーをご紹介します。
あわせて、当塾の卒塾生達や保護者様から聞いた『リアルな情報』をご提供します!
※2024春の数値はまだ出ていませんので、2023春の数値となっております
合格者 平均偏差値
2023春 53.6(前年比-1.3)
2018年の平均偏差値が56.5でしたので、ここ5年で約3ポイント下がってきています。
参考までに、合格者の最高&最低偏差値をみてみましょう。
合格者・最高偏差値 65
合格者・最低偏差値 41
格差が24もあります。
偏差値41の方は、よほど内申点が高いのでしょうか。
ただ、入学できたとしても、授業についていくのはかなりキツイでしょう。
合格者 平均内申点
2023春 32.7点(前年比‐0.1)
2018年が33.6点でしたので、内申点もジリジリと下がってきています。
合格者・最高内申点 42点
合格者・最低内申点 25点
組み合わせ相手校である一宮西高校がダメだった生徒は、内申点が高いです。
最低25点は、当日点で高得点をとる必要があります。
当塾の生徒で、「内申27点」で一宮南に合格した生徒がいました。
その生徒の当日点は、78点でした。
内申点をとるのがヘタなタイプの子でしたが、実力はありました。
当日点のとり方
当塾では、内申点が33点ある子に対し「5科目合計で70点をとりましょう」と伝えています。
※入試は5科合計で110点満点です
※内申点が平均値より高ければ、70点より低くてもokです。
1科目14点×5科目で、計70点に届きます。
どの科目もまんべんなく得点出来る子は、これを目指しましょう。
得意科目で、思いっきり高得点をゲットしましょう。
ボーダーに対し、得意科目で貯金をつくることが出来れば、苦手科目へのプレッシャーが減ります。
当塾から合格していく子は、このパターンが多いです。
入試倍率
2024春 1.56(前年比-0.02)
2022年まで、大体1.7~1.8でした。
私立高校人気の高まりもあり、一宮南高校だけでなく、地方の公立高校の倍率がジリジリと下がっています。
特に、アクセスの良くない公立高校は、県内全域で倍率を下げています💦
組み合わせ相手校
一宮南高校を第一志望とする場合…
公立高校だと「木曽川高校」「尾北高校」が多いです。
特に、尾西地区在住の方は、ほぼ全員が木曽川高校を第二志望に選びます。
一宮南高校を第二志望とする場合は、公立高校だと「一宮西高校」が多いです。
私立高校の併願先は、「名城大附属・進学」「愛知啓成・特進」「清林館・文理or国際」が多いです。
卒業後の進路
卒業生約320名中、国公立大学への進学者は…
2024春 52名
2023春 97名
2022春 72名
…このような推移です。
高3生の2~3割が、国公立大学に進学しています。
2024春について地元に絞ると、国公立大学合格者の内訳は以下の通りです。
【旧帝大レベル】
名古屋大学2名
【地元国公立大学】
岐阜大学7名
愛知教育大学15名
三重大5名
愛知県立大学8名
名古屋市立大学1名
次に、2024春の、地元の人気私立大学への合格者数をみてみましょう。
合格者数が30名以上の大学を、ピックアップしました。
南山大学82名
愛知大学292名
名城大学127名
中京大学54名
愛知学院大学169名
愛知淑徳大学102名
愛知工業大学106名
岐阜聖徳大学32名
金城学院大学41名
椙山女学園大学81名
大同大学39名
中部大学104名
名古屋学院大学71名
その他、同志社大・立命館大など地方難関大の合格者もいます。
詳しくは、一宮南高校の公式HPでご確認ください。
進路指導
文系5クラス&理系3クラスです。
文系5クラスのうち2クラスが「国公立クラス」です。
理系3クラスは、基本的に国公立を目指します。
一宮南高校の基本姿勢は「大学行くなら、一般入試で学力勝負!」です。
塾生や卒塾生の話によると、推薦入試にはあまり積極的では無いようです。
ただ、『私立大学への推薦入学者増加』の影響も考慮し、以前よりは柔軟に対応してくれるようです。(先生にもよるとの事)
当塾の生徒も、担任の先生を説得し続けて、「総合型選抜」に必要な「調査書」をもらうことが出来ました。
今の時代、私立大学入学者の「約6割」が推薦入試です。
椅子取りゲームでいえば、100席中、約60席が年内に推薦で埋まってしまいます。
国公立大学を目指すにしろ、「併願可能な推薦入試で、年内に私立大学の合格を確保しておく」という戦略もご検討ください。
年内に合格を確保しておけば、本命へ向け、メンタルに余裕が生まれます。
また、体力の温存にもつながります。
私立大学が第一志望なら、専願推薦で決めに行くのも良いでしょう。
まとめ
前にご紹介した「一宮興道高校」のライバル校であるため、ブログの内容が似ています。
ただ、最近は一宮興道高校のレベルが上がりつつあり、大学進学実績にも差が出てきました。
当塾から一宮南高校へ進学する子には「中学校で、上位25%以内に入っておこう」と伝えています。
それより下でも合格する子がいますが、高校の授業にしっかりついていく事を考えると、25%が望ましいです。
一宮南高校で上位をとりたい子は、「中学校で上位20%」が理想です。
一宮南高校は行事や部活が盛んで、当塾からの卒業生達は、口を揃えて「一宮南高校は楽しい」と言います。興味がある方は、ぜひ高校体験で確かめてみてください!
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