個別指導ひとすじ27年、
名学館・平和堂尾西校・塾長の加藤です。
先週末と本日、計3回に渡り、中学生~高校生を対象とした「テスト対策ゼミ(塾生無料)」を実施しました。
中学5科目と、高校数学&国語&英語&簿記(ビジネス科)…。
スタッフ一同脳みそフル回転、気絶寸前でした💦
テスト対策ゼミの内容については、入塾面談でよく質問をお受けします。
その回答も兼ね、中学生の指導内容を簡単にご紹介いたします。
教科別にみていきましょう。
数学・英語
1.普段の授業で記録している「理解度カルテ」を元に、
生徒ひとりひとりに指導レベルを設定します。
2.テスト予想問題に取り組みます。
その結果に応じて、苦手な単元をピンポイントで復習します。
3.2が終わった子は、学校ワークやプリントの質問に対応します。
◆理解度カルテの例(数学)
普段の通常授業で、生徒別の理解状況をカルテに記録しています。
枠内の数字は「単元ごとのミス数」です。
右端がテスト予想問題の枠で、ミスが多い単元に赤マルを付けます。
この生徒さんの苦手単元は、2-6と2-7です。
この2単元を、ピンポイントで復習します。
この生徒さんのミスの原因の多くは「分数の約分」でした。
塾でミスの原因を把握しておいたおかげで、テストでは大丈夫でした。
「自分がどんなミスをしてしまうか?」を、事前にあぶり出しておきましょう。
理科・社会
1.学校ワーク=提出物を終えていることが、最低ノルマです。
2.ノルマが終わっている子は、「予想問題集」に取り組みます。
3.社会や理科が得意な生徒には、発展問題への取り組みを指示します。
さらに、学校ワーク&塾ワークで分からない問題があれば、質問に対応します。
ただし、理科の物理分野(運動など)は、難問が多いため、
生徒の理解度にあわせ、取り組む問題を取捨選択します。
物理分野は、男女の平均点差が5~10点開くこともあります。
特に「電流」と「運動」は鬼門です。
当塾では、理科が苦手な子に対し『深追いしてはいけない問題』を指定します。
国語
国語力は「全科目の土台」になりますので、当塾はこだわります。
入塾面談でも「国語の勉強法」についてよく相談を受けますので、その一部をご紹介します。
まず、テスト対策専用の「予想問題集」に取り組み、塾長に提出。
読解問題については、次の2点ができているか?を全て塾長がチェックします。
【その1】
「本文の内容に合っているものを選べ」などの選択問題で間違えた場合
➡ 正解の根拠を本文から探し、線が引いてあるか?
読解問題の場合、正解の根拠が、本文のどこかに書いてあります。
選択問題を間違える子は、大体「自分はこう思う」を選んでしまいます。
「国語は感想が人それぞれだから、嫌い」という子がいますが、違います。
大事なのは「筆者は何が言いたいか=本文のどこに書いてあるか」です。
「回答者がどう思ったか(主観)」ではなく、「文章に何か書いてあるか(客観)」です。
なので、国語の答えは一つしかありません。
【その2】
抜き出し問題で間違えた場合
➡ 正解部分を本文から探し、線が引いてあるか?
抜き出し問題は、本文のどこかに正解があります。
それを探すのです。
抜き出し問題が苦手な子には「考えるのではなく、探そう」と助言します。
粘り強く探そうとする子は、少しずつ出来るようになっていきます。
厳しい言い方ですが、探すことすらしない子は、国語の点が上がる事はありません。
国語の読解に、特効薬はありません。
大事なのは、1と2を粘り強くやり続ける事です!
国語力は、全科目の土台です。車で言えばエンジンです。
根気よく取り組めば、成績アップの下支えになってくれます。
まとめ
当塾のテスト対策ゼミは、通常授業での理解状況をベースとして、
それに上乗せする形で行っております。
生徒の目標や志望校、得意・不得意を踏まえ、
適性を活かせるような作戦を個別に立てていきます。
家では集中できない方や、自分がどの科目に重点を置けばよいか分からない方。
お気軽に、ご相談くださいませ。
以上、お読み頂き、ありがとうございました。
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