個別指導ひとすじ２７年、塾長の加藤です。
期末テストが近づいてきましたので、テストで８０点をとる方法について書かせて頂きます。
実際の塾生の答案を元に、説明していきます。
問題構成上、一番説明しやすい「数学」の答案を見本にします。
戦略その１ 難問以外を、確実にゲットする！
基本的に、テストは「基礎・標準」「応用」「難問」というレベル構成になっています。
難問は、点数の高い生徒でもなかなか正解出来ません。
青で囲った問題が、難問です。
ごらんのとおり、８７点の生徒でも、難問ゾーンは間違えています。
難問以外を、確実にゲットすれば８０点には届きます。
難問以外はケアレスミスがありません。理想的です！
戦略その２ 分からない問題は後回し！
この生徒さんは元々『じっくり解くタイプ』です。
以前から「テストだと時間が足りない」と言っていました。
なので、ちょっと考えても分からない問題を後回しにするよう、助言しました。
今回は、難問を上手に飛ばしています。
大問２（９）や大問４（５）を上手に飛ばすことにより、大問５（２）まで到達。
途中の難問にこだわっていたら、大問５（２）まで到達していなかった可能性が高いです
時間が足りないことを気にする必要はありません。
足りないなら、足りるところまでで勝負し、解ける問題を焦らずに確実にゲットすれば良いんです。
焦るとケアレスミスが増えるなど、あまりいい事がありません。
戦略その３ 難問は深追いせず、見直しの時間を確保する！
この生徒さんは、最後の難問２問を深追いしませんでした。
そして、余った時間を、既に解いた問題の見直しにまわしたそうです。
既に９０点以上をとり続けている子は１００点を狙って欲しいですが、
そうでないなら、全部を解こうとしないでください。
無理に全てを解こうとすると、焦りがケアレスミスを誘発します。
明らかに手ごわい問題は深追いせず、見直しに時間をまわしましょう。
繰り返しますが、自分が解ける問題で確実に得点することが、重要です。
焦らず背伸びせず、実力を出し切りましょう
なぜか、テストだとミスが増えてしまう方へ
ウチの子、テストだと考えられないミスをしてしまうんです…
はい、そのご相談は多いです。
原因は、ほとんどがプレッシャーです。
生徒達は、こんな悩みをよく口にします。
「点が悪かったら親に怒られないかと、焦ってしまう」
「難しい問題を解こうとすると、頭が真っ白になってしまう」 等々…
大きな音でテスト用紙を裏返すクラスメイト、私が中学の時もいました(笑)
悪気は無いようでしたが、ちょっと控えるよう、皆でいじった思い出があります。
テストを受けるのは本人です。
なるべくリラックスできるような環境を、与えてあげたいですね。
その為にも、焦る原因のひとつである「難問」を、深追いしない事。
当塾では、「深追いしなくてもいい問題」を、生徒の学力に合わせて指示しています！
自分でもできる、難問の見つけ方
自分にとっての「難問」はどれなのか？
どの問題を深追いしない方が良いのか？
それを自分で見つける方法をお伝えします。
そのなかで、２回連続で間違えたあと、３周目も間違えた問題は深追いしない！
ワークを３周やる最大の目的は「出来なかった問題を出来るようにする」です。
同時に、ウラの目的も存在します。
それは、「自分にとっての難問＝深追いしない問題」をあぶり出すことです！
３周目も間違えた問題が、あなたにとっての難問です。
もちろん、時間に余裕がある子は４周目＆５周目に突入しても構いません。
ただ、直近で３連敗した相手に勝てる確率は、そう高くないでしょう。
３連敗した問題がテストに出たら、深追いせず、後回しです！
まとめ
テストで８０点をとる方法を、おさらいします。
２．分からない問題は、後回し！
３．難問は深追いせず、見直しの時間を確保する
あとは、事前のテスト勉強において、自分にとっての難問をあぶり出しておく。
学力や目標点数によって、あぶり出てくる問題の数は変わってきます。
自分が何点をとりたいのか？に合わせて、テスト勉強を進めましょう。
自分ひとりでは見極められない方は、お気軽にご相談くださいませ。
以上、お読みいただきありがとうございました。
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