個別指導ひとすじ27年、名学館・平和堂尾西校・塾長の加藤です。
愛知全県模試の追跡調査を元に、愛知県・一宮地区の公立高校における「内申点&偏差値」をご紹介します。
一宮市内だけでなく、通学圏内である「尾張西部&名古屋市北西部」も、あわせてご紹介します。
数値は「合格者の平均値」です。
この数値があれば「合格者の真ん中ぐらいでスタートできる」という目安だとお考え下さい。
わかりやすさ重視で「内申点が高い順」にみていきましょう。
参考までに、2023春&2022春入試の倍率も載せておきます。
【普通科編】
高校名 |
合格者 |
合格者 |
2023春 |
2022春 |
一宮 |
43.4 |
66.8 |
1.36 |
1.35 |
一宮西 |
40.2 |
62.2 |
1.37 |
1.21 |
松蔭 |
38.3 |
58.6 |
2.58 |
2.28 |
五条 |
36.1 |
57.0 |
1.18 |
1.45 |
一宮興道 |
34.6 |
57.3 |
1.85 |
1.70 |
津島 |
33.1 |
52.9 |
1.87 |
2.04 |
一宮南 |
32.8 |
54.9 |
1.58 |
1.72 |
中村 |
32.3 |
51.9 |
2.49 |
2.62 |
尾北 |
30.8 |
50.9 |
2.18 |
1.90 |
木曽川 |
30.0 |
50.3 |
2.06 |
2.20 |
津島東 |
28.5 |
45.7 |
1.89 |
1.69 |
山田 |
28.2 |
45.1 |
2.34 |
2.05 |
一宮北 |
26.2 |
43.5 |
1.33 |
1.58 |
津島北 |
25.8 |
40.6 |
1.80 |
2.13 |
稲沢緑風館 ※ |
21.6~16.8 |
38.4~34.6 |
1.46 |
0.73~1.19 |
※稲沢緑風館は、合併前の稲沢東&尾西の数値です
【定員割れが起きています】

五条・津島東・一宮北・津島北・稲沢緑風館は、定員割れとなりました。
ここ数年で私立人気が高まったこともあり、地方公立高校全体の偏差値が、低下しています。
特に、津島地区の公立高校が顕著です。
私立人気が過熱する前、2018年の偏差値と比べた場合の、ダウン幅をみてみましょう。

津島高校 3.1ダウン
津島東高校 3.9ダウン
津島北高校 2.8ダウン
まず、地元私立・清林館高校の新校舎移転に伴う人気上昇が、影響を与えていると思います。
ピカピカの校舎設備だけでなく、保護者向けサービスも充実しています。
当塾から清林館高校に進学した生徒の保護者様は「当日朝の注文で、その日のランチ弁当が間に合うから助かるわ~」とおっしゃっていました(笑)
次に、名古屋方面の高校への進学者が増えていることも、影響しているでしょう。
一宮でも、名古屋市北西部の私立へ進学する子が年々増えています。
名城大附属高校や同朋高校が人気です。
また、津島高校と同偏差値帯だった「一宮興道高校」の人気が復活した事も、影響を与えているでしょう。
校舎リニューアル&制服チェンジが、起爆剤になりましたね。
2017年に1.26だった倍率が、1.85まで回復しています。
一宮興道高校を受験する場合、昔はほとんどの生徒が「津島高校」を併願しました。
しかし、最近は一宮興道高校を「単願」とし、第二志望を「私立高校」とする生徒が増えています。
【まとめ】
津島地区だけでなく、愛知県全域で、地方公立高校の定員割れが増加しております。
特に、アクセスの良くない高校で定員割れが起きています。
定員割れについて、詳しくは、塾長仲間である名学館・小牧新町校のブログをご覧ください。
次回は、公立高校【専門学科編】をお届けしたいと思います。
コメント